研究課題
若手研究(B)
本研究では、 デザイン型超原子価ヨウ素化合物を触媒的に用いる幾つかの酸化的変換反応に成功した。具体的には、5 価の 2-ヨードキシベンゼンスルホン酸(IBS)を触媒とする、フェノール類の ortho-選択的酸化反応による対応する ortho-ベンゾキノン類の合成に初めて成功した。また、立体配座に柔軟性をもたせた 3 価の超原子価ヨウ素触媒をデザインし、それを触媒とする1-ナフトール誘導体の高エナンチオ選択的脱芳香環型酸化反応に成功した。さらに、触媒前駆体としてテトラアルキルアンモニウムヨージドを、共酸化剤として安全・安価な過酸化水素又は TBHP を用いる、 カルボニル化合物の環境低負荷型オキシアシル化反応にも成功した。
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