研究概要 |
本研究では分子間の相補的認識部位として核酸塩基をターン部位に有する環状ペプチドを用いた異種分子間の相補的水素結合に基づく自己組織化によりプログラムされた超階層構造体を作製することを目的として研究を行った。その結果,側鎖に白金錯体が共有結合したアミノ酸誘導体を用いた有機溶媒中における自己組織化により,白金が1次元状に集積化された超分子集合体を得ることに成功した。また,プログラム自己組織化の知見を基に金ナノ粒子の大面積平坦基板上への2次元配列固定化に成功し,その光・触媒機能を明らかにした。
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