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新薬創製や生体機構の解明という観点から、新しいタンパク質結晶育成技術の確立は重要である。我々はこれまで交流電場印加による卵白リゾチーム結晶の核形成速度の制御に成功し、さらに、交流電場を利用した本育成技術において界面で形成される電気二重層が重要な役割を果たしていることを示してきた。そこで、本課題では、その形成された電気二重層の厚さを用いる沈殿剤の種類や濃度によって操作することにより、核形成速度への電場印加効果を自在に制御できることを示した。さらに、卵白リゾチーム以外のタンパク質においても、本育成技術が応用可能であることを示した。
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