研究課題
若手研究(B)
本研究では、有機薄膜太陽電池の光電変換界面であるドナー/アクセプター界面の光照射下での電子構造について、光電子分光法による観測をおこなった。その結果、界面で生じる光起電力に対応する光電子スペクトルのシフトが観測された。しかし、そのシフト量は予想された値よりも約1桁小さかった。この原因は究明できていないが、有機薄膜太陽電池素子の起電力発生において、電荷を発生する機構(励起子解離界面)に加えて、電荷の整流性を付与する何らかの機構が本質的に必要であることを示唆していると考えられる。
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Applied Physics Letters
巻: 97 ページ: 253306_1-3
http://www.phys.shimane-u.ac.jp/hiromitsu_lab/