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2010 年度 実績報告書

メルトドラッグ法による発泡アルミニウムを用いたサンドイッチパネルの作製

研究課題

研究課題/領域番号 22760103
研究機関早稲田大学

研究代表者

西田 進一  早稲田大学, 理工学術院, 助教 (80434299)

キーワード発泡アルミニウム / サンドイッチパネル / メルトドラッグ法 / 薄板連続鋳造 / 接合
研究概要

近年、製造技術の研究開発が進みつつあるポーラス金属は、実用金属で最も軽量なMg合金による軽量化を超えるいわば緻密材の軽量化の限界を超える軽量化を実現するものである.主に自動車の構造材用途を目的として,2枚の金属板の間に発泡アルミニウムを挟んだサンドイッチパネルの利用が期待されているが,接着剤を使用している,パネル材の合金が限定されている,という問題がある.そこで本研究では,接着剤を使用せず様々な合金がパネル材に適用可能なメルトドラッグ法によるサンドイッチパネルの作製プロセスの確立を目的とした.この技術を応用することにより,ポーラス金属を用いたサンドイッチパネルの適用拡大が期待される.
本年度の成果として,パネル材の材質がAl-6mass%Siにて,パネル材の板厚が3mmである発泡アルミサンドイッチパネルの作製に成功した.続いて,最小1mである発泡アルミサンドイッチパネルの作製に成功した.また,実用合金であるA6061においても板厚1mmのサンドイッチパネルの作製に成功した.接合強度を高めるため,作製したサンドイッチパネルに熱処理を行い,接合界面にて拡散接合を試みた結果,パネル材の材質がAl-6mass%Siでは550℃,圧力0.08MPa,3時間のときに接合強度として剥離強度の向上が見られ,接着剤を使用したサンドイッチパネルと同等程度の強度を得た.また,拡散接合熱処理により,Al-6mass%SiおよびA6061ともに,パネル材とコア材の間の界面が見られなくなり,互いの元素が拡散している様子が観察された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] メルトドラッグ法による発泡アルミサンドイッチパネルの作製による被覆合金薄肉化と拡散接合による高接合強度化2010

    • 著者名/発表者名
      田中寛人, 浅川史章, 大木純, 西田進一, 本村貢
    • 学会等名
      日本塑性加工学会
    • 発表場所
      塑性加工春季講演会
    • 年月日
      2010-05-14

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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