研究課題
若手研究(B)
我々はテラヘルツ帯量子カスケードレーザ(THz-QCL)における未踏周波数領域5-12 THz帯の開拓を目指して、III族窒化物半導体を用いたTHz-QCLの開発研究を行った。本課題において、RF-MBE法によって熱処理によるドロップレット除去(DETA)法を用いたGaN/AlGaN系QCL構造を作製し、その構造特性及び発光特性を評価した。その結果、DETA法を適用することでQC構造の多周期化が可能になり、かつ構造特性・結晶性が改善することが分かった。また、この方法を用いて作製したTHz-QCL構造の電流注入において、1.4~2.8 THzのサブバンド間遷移発光に初めて成功した。
すべて 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (13件) 備考 (1件)
Phys. Status Solidi C
巻: 8 ページ: 2302
Phys. Status Solidi A
巻: 208 ページ: 1187
レーザー研究
巻: Vol.39, No.10 ページ: 769-774
電子情報通信学会誌
ページ: 131-134
Appl. Phys. Express
巻: 3 ページ: 125501
http://www.riken.jp/lab/THz-device/