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2011 年度 実績報告書

雨水浸透下で繰返し交通荷重を受ける車道透水性舗装の力学耐久性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22760330
研究機関山口大学

研究代表者

中島 伸一郎  山口大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (70346089)

キーワードアスファルト舗装 / 模型実験 / 透水性舗装 / 繰返し載荷 / 変形特性
研究概要

平成23年度は,前年度に引き続き,透水性舗装模型に対する繰り返し平板載荷試験を実施し,路床材および浸水条件による透水性舗装め変形特性の差異を把握した.特に,粘性土路床の場合について実験ケースを追加し,前年度に明らかとなった模型の変形特性の再現性を確認した.舗装各層材料の力学特性を把握するための材料試験として,路床材に対しては,CBR試験と三軸圧縮試験を実施し,締固め条件や飽和度が強度特性や変形特性に及ぼす影響を把握した.締固め後の飽和度の変化が強度・変形特性に及ぼす影響は土質によって大きく異なり,その影響度合いは材料の保水特性,すなわち体積含水率とマトリックポテンシャルの関係と密接な関係があることを明らかにし一た.保水性の高い材料では飽和度の変化によって強度は大きく変化するのに対し,保水性の低い材料は浸水による強度の低下は小さいという結果を得た.アスファルト混合物層については,舗装模型から直径100mmのコア試料を複数サンプリングし,異なる温度条件下においてレジリエントモジュラス試験を実施した.繰り返し平板載荷試験前後のコア試料でレジリエントモジュラス試験を実施した結果によれば,両者に大きな差は生じなかったことから,模型実験において表れた変形特性の差異は,路盤あるいは路床の変形特性に起因するものであると推察される.数値解析的検討としては,目標としていた模型実験結果を表現しうる数値解析手法の確立には至らなかったものの,弾塑性解析によって繰返し載荷に伴う路床の変形と応力分布について検討を行った.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 締固め条件および浸水条件が路床材料のCBRに及ぼす影響と透水性舗装の変形特性の検討2012

    • 著者名/発表者名
      池田茜・山根慎平・中島伸一郎・清水則一・中田幸男
    • 学会等名
      土木学会第67回年次学術講演会
    • 発表場所
      名古屋大学(名古屋)(発表確定)
    • 年月日
      2012-09-07
  • [学会発表] 繰返し載荷条件下における透水性舗装の力学挙動に関する基礎的検討2011

    • 著者名/発表者名
      池田茜・殿村奏・中島伸一郎・清水則一
    • 学会等名
      第46回地盤工学研究発表会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(神戸)
    • 年月日
      2011-07-07
  • [学会発表] 繰返し載荷条件下における透水性舗装の変形特性に関する実験的検討2011

    • 著者名/発表者名
      池田茜・殿村奏・中島伸一郎・清水則一
    • 学会等名
      第63回土木学会中国支部研究発表会
    • 発表場所
      岡山大学(岡山)
    • 年月日
      2011-05-21

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公開日: 2013-06-26  

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