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2012 年度 実績報告書

振動・低周波騒音に配慮した橋梁の動的性能照査法の提案と動的荷重モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22760341
研究機関金沢大学

研究代表者

深田 宰史  金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (10313686)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード振動モニタリング / 環境振動
研究概要

本年度は,実際に振動問題が生じていたRC中空床版橋に対して,床版上面増厚による補強工事を実施した結果,周辺地盤の振動が低減した事例をもとにして,振動の原因と対策効果さらには改善された状態を維持する方法について検討を行った.それらの概要を以下にまとめた.
振動問題が生じていたRC中空床版橋において,床版上面増厚による補強工事を実施した結果,周辺地盤の振動が低減していることが確認された.その振動低減の原因としては,上面増厚による曲げ剛性の向上が挙げられるが,解析上その影響は小さく,高架橋の周辺地盤は,橋台上の路面平坦性の影響が大きいことがわかった.このため,路面の平坦性をいくつかの手法で評価して,その相関関係を評価するとともに,地盤振動を評価するための最も合理的な評価方法を検証した.
その検証に際しては上面増厚後の橋梁をモデル化し,走行荷重による地盤振動のシミュレーション解析を行った.この結果については,実測結果と比較することにより,路面平坦性も含めて実橋を反映したモデルであることを確認した.橋台上の路面平坦性が地盤振動に対して与える影響については,同一の形式の橋台上で計測した数パターンの路面凹凸を用いて解析を行い,路面平坦性と地盤振動との関係を比較することにより行った.
その平坦性と地盤振動との関係から,地盤振動問題を考える際の路面平坦性の評価方法としては,路面凹凸の形状や車両のバネ下振動特性を考慮した評価長10m区間におけるIRI_10による評価方法が望ましく,このIRI_10と地盤振動との関係を用いれば,この地域における地盤振動に対する路面管理に役立つ指標であることが明らかとなった.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] RC中空床版橋周辺の地盤振動対策と路面評価2012

    • 著者名/発表者名
      浜博和,深田宰史,阿川清隆,岡田裕行,梶川康男,樅山好幸
    • 雑誌名

      構造工学論文集

      巻: Vol.58A ページ: 237-249

    • 査読あり
  • [雑誌論文] PC連結桁橋の構造条件が車両走行時の動的応答に与える影響2012

    • 著者名/発表者名
      角本周,深田宰史,松永昭吾,西村一朗
    • 雑誌名

      構造工学論文集

      巻: Vol.58A ページ: 226-236

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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