N_2O生成量は、初期キノン含有量とNO_2濃度で定量的に説明できることを明らかにした。 都市下水を用いてN_2O還元細菌を集積したところ、標準活性汚泥のN_2O生成能力の242~692倍のN_2O消費能力を示した。 ラボ実験により得られたAOBの亜硝酸還元によるN_2Oの生成にはアンモニア酸化量が関係するという知見で実処理施設におけるN_2O生成を説明できた。 アンモニア酸化量をベースとして、N_2Oの生成量を予測可能な簡易モデルを作成したところ、通常運転系と節電運転系でN_2Oの生成量を精度よく再現することができた。
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