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2012 年度 実績報告書

多点分散供給方式による中温及び高温UASB反応器のアルカリ剤削減運転方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22760410
研究機関鹿児島工業高等専門学校

研究代表者

山田 真義  鹿児島工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80469593)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード中温UASB反応器 / 高温UASB反応器 / アルカリ度削減 / 酸性廃水 / メタン発酵
研究概要

UASBリアクターは液容積10 L(高さ100 cm、GSSを含めると120cm)を高温および中温UASBリアクター2基を用いた。多点分散供給方式として、原水供給口はリアクター最下部(0 cm)と高さ方向に20 cm、40 cmの3カ所に設置した。実験温度は、高温UASBリアクターで55℃、中温UASBリアクターで35℃とした。アルカリ剤は、重炭酸ナトリウムを用い、実験条件毎に調整した。また、実験期間を通して塩化コバルト六水和物と塩化ニッケル六水和物をそれぞれ0.17 mg/L、0.04 mg/Lとなるように添加した。また、サンプリングポートP1~6をリアクター最下部より10、30、50、60、75、90 cmの6ヶ所に設置した。
本研究に用いた供給廃水はバイオエタノール蒸留実廃液とし、pH 4.5の酸性廃水、CODCrは、約101,900 mg/Lである。HRTを12時間、設定COD容積負荷は15 kgCOD/m3/day、アルカリ度添加率を0.125 kgCaCO3/kgCODから0.0625 kgCaCO3/kgCODの実験条件でアルカリ度削減運転を行った。また、バイオエタノール蒸留廃液のCOD除去量1 kgCODに対して高温UASBリアクターで0.275 kgCaCO3、中温UASBリアクターで0.402 kgCaCO3のアルカリ度が生成されることが分かった。アルカリ度削減運転においても反応器内のpH低下は見られず、COD除去率は高温UASBリアクターで60%、中温リアクターで70%であったことから、アルカリ度添加率を50%以上削減可能であることが分かった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 酸性廃水を対象とした多点分散供給方式による中温及び高温UASBリアクターの連続処理実験2012

    • 著者名/発表者名
      山田真義、上潟口知世、福元慎吾、山内正仁
    • 学会等名
      第15回日本水環境学会シンポジウム
    • 発表場所
      佐賀市
    • 年月日
      20120910-20120910

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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