研究概要 |
構造物の壁面全面検査を行うことを目的として,遠距離加熱赤外線サーモグラフィ法の確立を行った.主要研究内容は,放射加熱効率の向上,遠距離加熱手法の開発,温度ムラに対応するデータ処理手法の開発である.コンクリートの分光吸収特性とヒータの分光放射特性の組合せを調査し,近赤外型より黒体型または遠赤外型のヒータが効果的であることを確認した.分光透過率を考慮し,硫化亜鉛製の赤外レンズが投稿装置に適していることを示した. PPT法をデータ解析に適用し,温度ムラのある対象物から欠陥部を抽出する手法を構築した.
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