• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

少子高齢化の移行期におけるニュータウンレベルの住民参加型まちづくり活動組織の役割

研究課題

研究課題/領域番号 22760458
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

安枝 英俊  兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (60402971)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードニュータウン / まちづくり活動 / 近隣住区 / 郊外住宅地 / 少子高齢社会
研究概要

本研究課題は、京都・洛西ニュータウンにおけるニュータウン全体レベルの住民参加型まちづくり活動組織の役割について、組織レベルの活動が、個人のまちづくり活動にどのような影響を与えるのかについて分析を行った。ニュータウンレベルの住民参加型まちづくり活動組織に関わる構成員のまちづくり活動の履歴を分析することで、当該組織に直接関わりのないまちづくり活動を新たに始動している場合が多いことが明らかになった。
これらの活動については、①ニュータウン内だけではなく、ニュータウン周辺地域の地域資源を対象とする活動、②ニュータウン内の特定住区の地域資源を対象とする活動に2分される。①については、ニュータウン全体レベルのまちづくり活動を推進する中で、ニュータウンが周辺地域の連携拠点として機能する必要性を認識したこと、②については、ニュータウン全体レベルのまちづくり組織においては、特定地域の資源の活用を図る活動を始動することが困難であることを認識したことが、それぞれの活動が始動するに至った要因であることがわかった。また、これらの活動には、ニュータウンレベルの活動組織に一時的に参加していた居住者が構成員になっている場合が多いことも明らかになった。
さらに、ニュータウン全体レベルのまちづくり活動は、基本的には無償のボランティアとして事業に関わることを前提としており、このことがニュータウン内の事業者との連携を促進できない要因になっていた。この課題を解決するために、アクションリサーチとして、事業者とまちづくりの連携を図るNPO法人を2013年8月に設立し、実験的に事業を実施することで、タウンセンターにおける買い物支援サービス、コワーキングスペースの開設、ニュータウン周辺地域との連携拠点という、タウンセンターの付加価値向上に資する空間やサービスの提供が始動するに至ったプロセスを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 住まい手の居住意向をふまえた住宅地の変容過程の考察 ー郊外住宅地におけるライフスタイルの再編に関する研究 その12013

    • 著者名/発表者名
      安枝英俊、小川綾、髙田光雄
    • 雑誌名

      日本建築学会学術講演梗概集

      巻: 2013(建築社会システム) ページ: 345-346

  • [雑誌論文] 京都・洛西ニュータウンにおけるライフスタイルの再編動向に関する考察ー郊外住宅地におけるライフスタイルの再編に関する研究 その22013

    • 著者名/発表者名
      小川綾、安枝英俊、髙田光雄
    • 雑誌名

      日本建築学会学術講演梗概集

      巻: 2013(建築社会システム) ページ: 347-348

  • [学会発表] 住まい手の居住意向をふまえた住宅地の変容過程の考察2013

    • 著者名/発表者名
      安枝英俊
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      北海道大学(北海道札幌市)
    • 年月日
      20130901-20130901
  • [学会発表] 京都・洛西ニュータウンにおけるライフスタイルの再編動向に関する考察2013

    • 著者名/発表者名
      小川綾
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      北海道大学(北海道札幌市)
    • 年月日
      20130901-20130901

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi