研究課題
若手研究(B)
南アフリカの内陸植民都市の一つであるグラーフ・ライネを主な対象として、その人種隔離空間の構成について明らかにした。アパルトヘイト期に白人地区であった中心部が18世紀の建設当初のグリッド・パターンの都市形態を現在でも維持し、保存状態のよい植民地様式の住居が残る。一方、周辺に形成された黒人地区はバラックが建ち並び、アパルトヘイトの歴史を刻む一角もクリアランスの危機に瀕している。今後は周辺の非白人居住区を含めた保全計画が必要である。
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