研究課題
若手研究(B)
クラーク数上位の元素であるKおよびFeから主に構成される複合酸化物系固体塩基物質の合成を検討した。その中でK-Fe-Mn系複合酸化物は、トリグリセリドの一つであるトリアセチンのトランスエステル交換反応に対して、既存のCaOと比較して高い活性と安定性を示した。さらに錯体重合法を適用し、高面積化することにより飛躍的な活性向上が見られた。錯体重合法により形態制御したK-Fe-Mn系複合酸化物は、エネルギーと資源投入をミニマム化したバイオディーゼル製造用触媒として有望であることがわかった。
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Catalysis Letter
巻: 141巻 ページ: 877-881