研究課題
若手研究(B)
琵琶湖における細菌群集の細胞体積データを用いて、細菌6系統群の細胞体積の確率密度分布を推定した。得られた確率密度分布から基本統計量を算出し、細菌の細胞体積と環境要因の関係を解析した。その結果、6系統群間の細胞体積には有意な差は得られなかった。一方、表水層のみ、水温躍層のみ、全層それぞれに関して、細胞体積は水温とともに有意に減少した。細菌の細胞サイズは、その生態系における機能に直結する重要な形質である。本結果は、細菌群集の役割と、将来の環境変動に対する応答の理解に寄与する。
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Hydrobiologia
巻: 653巻 ページ: 15-28
数理解析研究所講究録
巻: 1704巻 ページ: 111-114
Limnology and Oceanography
巻: 56巻 ページ: 589-598
DOI:10.4319/lo.2011.56.2.0589