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2012 年度 実績報告書

メタ個体群の空間構造に不確実性をもつ外来種の最適管理戦略

研究課題

研究課題/領域番号 22770027
研究機関独立行政法人国立環境研究所

研究代表者

横溝 裕行  独立行政法人国立環境研究所, 環境リスク研究センター, 研究員 (30550074)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードメタ個体群 / 情報ギャップ理論 / 外来種管理 / 最適化 / 不確実性 / 接続性
研究概要

外来種の駆除を考える際、複数の潜在的な生息地間で外来種の移動が起こりうる場合と、そうでない場合では、複数の生息地への最適な駆除努力の空間配分は異なると考えられる。空間構造に関する不確実性に頑健な意思決定を行うことが重要となる。情報ギャップ理論を用いて、空間構造に関するbest estimateに対して、駆除努力の最適空間配分を導出するための数理モデルを構築した。どのような要因で外来種が分散しているのか、または個体の分散能力などの情報が得られれば、空間構造の把握に役立つ。情報の価値を、情報がある場合とない場合の管理目標の最低条件を満たすために必要なコストの差と定義し、空間構造や生態学的パラメータを知ることの価値の定量化を行った。また、アメリカで外来植物として問題となっているパンパスグラス(Cortaderia jubata)の生態学的データを用いて、パンパスグラスのメタ個体群の空間構造に不確実性がある中で、駆除努力の不確実性に頑健な空間配分をシミュレーションモデルを用いて導出した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] The behavior of multiple independent managers and ecological traits interact to determine prevalence of weeds2013

    • 著者名/発表者名
      Coutts S, Yokomizo H
    • 雑誌名

      Ecological Applications

      巻: 23 ページ: 523-536

    • 査読あり
  • [学会発表] Making most robust ecological risk management of zinc in Japanese surface waters under severe uncertainty.

    • 著者名/発表者名
      Yokomizo H
    • 学会等名
      the Society of Population Ecology
    • 発表場所
      東邦大学(千葉県)
    • 招待講演
  • [学会発表] データが十分にない状況で、どのような対策をとるべきか?情報ギャップ理論を用いた意思決定

    • 著者名/発表者名
      横溝裕行
    • 学会等名
      情報ギャップ理論セミナー
    • 発表場所
      西海区水産研究所(長崎県)
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-24  

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