研究課題
若手研究(B)
本研究は、組織再生時に形成される再生芽細胞において遺伝子発現調節機構に転写後調節として関わるmicroRNAとその標的遺伝子群の働きを明らかにすることを目的として行った。発生、再生過程の組織由来のmiRNAライブラリーから候補miRNAを取得し、それらの発現時期、部位を調べた。その結果、現在までに数10種類のmiRNAとその発現様式が明らかとなった。それらには、Wnt関連遺伝子を標的とすることが知られているmiR-8が含まれていた。また、miRNAの機能解析を詳細に行うために、トランスジェニックコオロギの作成とそれを利用した細胞追跡実験法を確立できた。さらにmiRNAの機能解析系として開発しているZFNs, TALENsを用いた遺伝子ターゲッティング法を確立でき、いくつかの遺伝子においてノックアウト効果が観察された。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (6件)
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