研究課題
若手研究(B)
ナビゲーションを行う動物の多くは,太陽コンパスに代表される,点光源を基準として方向を決定する光コンパスを利用する.しかし,点光源コンパスは,コンパスの不安定性に関連する幾つかの問題を内包している.本研究では,亜社会性ツチカメムシ類の採餌ナビゲーションにおいて,コンパス基準の距離,及び障害物による消失という 2 つの要因が,光コンパスの機能に影響を与えることを明らかにした.そして,この問題を補償するために,カメムシが複数のコンパス基準の並行処理を行っていることを示した.
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