研究課題
若手研究(B)
本研究は、日本を含む全球規模に分布するミジンコ類(枝角類)のBosmina longirostrisが、極東域でのみ種分化の過程にあることを示した。極東域では、約10万年スケールの氷河期サイクルを通して比較的に湿潤で穏やかな気候を維持してきたために、湖沼生物種の多様な系統が生残し、独自の進化を遂げたと考えられる。一方で、近縁種のBosmina freyiが近年に北米から日本(千葉県および瀬戸内海沿岸のため池)に侵入したことも示した。
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Limnology
巻: 13 ページ: 261-267
DOI:10.1007/s10201-012-0380-x
BMC Evolutionary Biology
巻: 11(209) ページ: 1-13
DOI:10.1186/1471-2148-11-209