トレニア・フルニエリとバイロニーの雑種で見い出された過剰染色体をDNAレベルで特定するために、フルニエリのFosmidクローンおよびcDNAクローンの配列から169のSSRマーカーを開発し、フルニエリとビオラセアのF_2集団と21のSSRマーカーを用いて7連鎖群からなる連鎖地図を構築した。次に、Fosmid-FISH解析を試みたが、これまでのところ過剰染色体由来のクローンを選抜できていない。一方、東南アジア諸国でトレニア属植物10種20系統を収集し、分子系統解析の結果、バイロニーは過剰染色体を失って種分化に至った可能性が示された。
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