研究課題
若手研究(B)
皮膚角層における極長鎖脂セラミドは、 バリア機能の保持に欠くことのできない脂質である。ほ乳類のグリセロ脂質の側鎖が長鎖脂肪酸であるのに対し、セラミドは特徴的に極長鎖脂肪酸を持つが、 他の組織に見られない炭素数 26 以上の極長鎖を持つ皮膚セラミドの機能的役割は、大変興味深い。我々は極長鎖セラミドの生成酵素同定、発現調節機構の解析を通して、セラミドの生体における機能的役割を研究し、脂肪酸伸張酵素 ELOVL とセラミド生成酵素 CERS の相互の活性調節機構を見いだした。皮膚の分化における極長鎖セラミドの生成に、調整機構として核内転写因子 PPAR が関与する事、PPAR の活性化と生成産物であるセラミドが密接に関連している可能性を示した
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ProsOne
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http://biomem.pharm.hokudai.ac.jp/