研究課題
若手研究(B)
オロチジン一リン酸脱炭酸酵素(ODCase)は、オロチジン一リン酸(OMP)をウリジン一リン酸(UMP)に変換する脱炭酸反応を、酵素の非存在下に比べて10の17乗倍加速する酵素である。この酵素の反応触媒機構を解明するために、いくつかの基質アナログや変異体を用いた解析や、計算機による反応シミュレーションなどを行った。今回の研究とこれまでの知見を統合して、ODCaseは一般の酵素反応でよく見られる遷移状態安定化だけでなく、反応基底状態の不安定化も利用して、反応を触媒していることがわかった。
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