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2013 年度 実績報告書

転写因子TFIIHサブ複合体の構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 22770110
研究機関香川大学

研究代表者

小森 博文  香川大学, 教育学部, 准教授 (30382261)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードタンパク質の精製
研究概要

真核生物において、タンパク質合成の鋳型となるメッセンジャーRNA(mRNA)の合成は、RNAポリメラーゼIIと基本転写因子複合体がDNAプロモーター上に結合し、転写開始複合体を形成することによって開始する。転写は遺伝子DNAとタンパク質の合成の橋わたしをする重要な過程の1つである。本研究は、RNAポリメラーゼIIによるDNA転写制御機構を明らかにするために、転写制御にかかわるタンパク質複合体の立体構造をX線結晶解析によって決定し、その立体構造情報から、DNA転写制御の分子機構を解明することを目的としている。これまでに基本転写因子に含まれる重要なタンパク質複合体TFIIHとTFIIEについて、昆虫細胞や大腸菌を利用した発現系を使った結晶化に向けた試料調整を行ってきた。今年度は、新たに酵母において鉄の濃度を調整するはたらきを持つ転写因子Fep1の発現系の構築を行った。Fep1単独では、大腸菌内で極めて不安定で分解されてしまうが、Grx4と共発現することで、全長のFep1-Grx4複合体として結晶化試料を調整することに成功した。具体的には、Fep1とGrx4を、それぞれにGST-tagとhis-tagをつけた組換え体として大腸菌内で共発現させ、Niアフィニティクロマトグラフィー等によって、精製を行った。これまでに精製法を確立した転写制御に関わるタンパク質複合体試料の結晶化とX線構造解析が今後の課題である。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] New insights into the catalytic active site structure of multicopper oxidase2014

    • 著者名/発表者名
      H. Komori, R. Sugiyama, K. Kataoka, K. Miyazaki, Y. Higuchi & T. Sakurai
    • 雑誌名

      Acta Cryst. D

      巻: 70 ページ: 772-779

  • [雑誌論文] Cyrstal structure of the CueO mutants at Glu506, the key amino acid located in the proton transfer pathway for dioxygen reduction2013

    • 著者名/発表者名
      H. Komori, T. Kajikawa, K. Kataoka, Y. Higuchi & T. Sakurai
    • 雑誌名

      Biochem. Biophys. Res. Commun.

      巻: 438 ページ: 686-690

    • DOI

      10.1016/j.bbrc.2013.07.121.

    • 査読あり
  • [学会発表] 構造解析に向けた鉄調節性転写因子の精製2013

    • 著者名/発表者名
      小森 博文
    • 学会等名
      日本生物高分子学会2013年度大会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      20131019-20131019

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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