• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 研究成果報告書

自然免疫における祖先型TIRドメインをもつシグナル分子の機能と分子進化の解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 22770232
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 進化生物学
研究機関埼玉大学

研究代表者

日比野 拓  埼玉大学, 教育学部, 准教授 (60513835)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
キーワードToll-like receptor / ウニ / ウミユリ / 棘皮動物 / 自然免疫
研究概要

後口動物の祖先のToll様受容体やTIRドメインを含むシグナル分子は、どのような遺伝子構成をしていたのかを明らかにするために、棘皮動物の系統でもっとも基部に位置づけられている有柄ウミユリ類トリノアシの胚・幼生cDNAの解析を行った。これまでに、トリノアシに6種類のToll様受容体(3種類のハエタイプ、3種類の脊椎動物タイプ)の存在を確認した。またMyD88-like, Sarm-likeといったウニとナメクジウオに共通した遺伝子だけでなく、ウニにはないがナメクジウオには存在するTIRドメインを含む遺伝子であるCARD-TIR、TPR-TIRがトリノアシに存在することが分かった。このことから、後口動物の祖先は多様なTIRドメインを含む遺伝子を保有していたが、その後TLRのシグナル伝達系が洗練されていくにつれて、それらの遺伝子は失われたと考えられた。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2011 2010 その他

すべて 学会発表 (4件) 備考 (3件)

  • [学会発表] バフンウニにおけるアルカリ性ホスファターゼの活性局在の解析日本動物学会2011

    • 著者名/発表者名
      能城光子, 日比野拓
    • 学会等名
      第82回大会
    • 発表場所
      旭川市(大雪クリスタルホール)
    • 年月日
      2011-09-22
  • [学会発表] バフンウニにおける抗菌ペプチドをコードする遺伝子のクローニングと発現日本動物学会2011

    • 著者名/発表者名
      橋本拓磨, 日比野拓
    • 学会等名
      第82回大会
    • 発表場所
      旭川市(大雪クリスタルホール)
    • 年月日
      2011-09-21
  • [学会発表] ウニ幼生における貪食作用の解明に向けて2010

    • 著者名/発表者名
      日比野拓
    • 学会等名
      水腔動物(Ambulacraria)の発生生物学
    • 発表場所
      日東京大学三崎臨海実験所
    • 年月日
      2010-11-20
  • [学会発表] 貪食細胞の一部はウニプルテウス幼生の骨に沿って移動する2010

    • 著者名/発表者名
      日比野拓, 中大輔
    • 学会等名
      第22回日本比較免疫学会学術集会
    • 発表場所
      九州大学西新プラザ
    • 年月日
      2010-08-02
  • [備考] アウトリーチ活動日比野拓,他キッズユニバーシティ「ゲームで知ろう!海の危険な生物」埼玉大学教育学部2011年12月28日上記のアウトリーチ活動のマスメディア報道

  • [備考] 東京新聞地方版インタビュー記事掲載2011年12月31日

  • [備考] テレ玉イブニングNEWSイベントの様子を紹介2011年12月28日

URL: 

公開日: 2013-07-31  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi