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2012 年度 実績報告書

日本水稲品種「山田錦」が保有する特性の遺伝解析

研究課題

研究課題/領域番号 22780003
研究機関神戸大学

研究代表者

山崎 将紀  神戸大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (00432550)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード「山田錦」 / 「コシヒカリ」 / 酒米 / 心白 / 大粒 / 戻し交雑集団 / マーカー選抜 / QTL(量的形質遺伝子座)
研究概要

現在の日本の水稲育種は近年育成された品種同士の交雑に由来するものが多く、表現形質や遺伝的多様性の狭い範囲で留まっている。水稲品種「山田錦」は酒米として現在も栽培され、日本酒造りに重要な心白を有し、大粒で、晩生であり、現代品種には見られなくなった特徴を数多く保有している。本研究は「山田錦」の特性である心白、晩生に着目し、「コシヒカリ」を遺伝的背景とし、「山田錦」ゲノムを網羅する一連の染色体断片を導入した染色体断片置換系統群を作出するのと同時に、今年度も引き続き、心白を中心した分析を行った。
「コシヒカリ」と「山田錦」との交雑F1に、「コシヒカリ」を反復親に使った連続戻し交雑を行ってきた。目的の心白関連QTL領域(計4領域)が「山田錦」ホモに固定した個体をDNAマーカーで選抜した。単独のQTLが「山田錦」ホモになった個体だけでなく、複数のQTLがホモ化した個体も見いだした。平成22~24年度は気候が大幅に変動し、心白発現も大きく変動した。しかしながら、染色体6と染色体9にそれぞれ1つずつQTLが確認でき、安定して検出できた。染色体断片置換系統群を作出のため、BC3F3集団ならびにBC4F2集団へ世代を進めた。そのうち大粒、「コシヒカリ」よりも明らかに早生ならびに晩生の系統が見いだされた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] Population structure in Japanese rice population.2013

    • 著者名/発表者名
      Masanori Yamasaki
    • 雑誌名

      Breeding Science

      巻: 1 ページ: 49-47

    • DOI

      10.1270/jsbbs.63.49

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 穀物における選抜遺伝子および農業形質関連遺伝子の解析手法の開発2012

    • 著者名/発表者名
      山崎将紀
    • 雑誌名

      育種学研究

      巻: vol.14 ページ: 121-127

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本水稲品種のSSRマーカー多型に基づく分類および近縁係数と遺伝的距離との関係2012

    • 著者名/発表者名
      出田収
    • 雑誌名

      育種学研究

      巻: 4 ページ: 106-113

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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