プロアントシアニジン蓄積に関与すると考えられるカキDkDHD/SDH、DkSCPL1とDkSCPL2の機能解析のため、アグロバクテリウム法を用いたカキの形質転換とDkDHD/SDHではBL21⊿aroE::KanR (DE3)を用いた相補実験を行った。DkSCPLについては結果が得られなかったが、DkDHD/SDHはシキミ酸経路における機能が確認された。 次に、赤色系ブドウ品種にABAおよびIAA処理を行い果皮のアントシアニン蓄積に関する影響を調査したところ、ABAは赤色よりも青・紫色系のアントシアニンの蓄積を転写因子MybAを介して誘導すること、IAAはこれらの生成を抑制することが示唆された。
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