神経幹/前駆細胞(NPCs)へのストレス刺激は、様々な病態と関連することが指摘されているが、未だその詳細な機構について全容解明に至っていない。そこで本研究では、NPCsがストレス(特に物理的ストレス)に曝露された時の細胞応答と、その分子メカニズムの解明を目的として研究を行った。その過程で、神経保護因子プログラニュリンを中心としたストレス応答の重要性を明らかにし、原著論文ならびに国際学会において報告した。さらに、NPCsへの微弱な物理的ストレス付与がNPCsの分化に影響を与えることを初めて見出すことができ、現在そのメカニズム解明を鋭意進めている。
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