研究概要 |
様々な糖リンカーを合成しレクチンとの反応を表面プラズモン共鳴法と電気信号により追跡した。S/N比が高く、再現性が良い手法を確立すべく種々検討を行った結果、11-メルカプトウンデカン酸を金表面に導入した後、4,7,10-トリオキサ-1,13-トリデカンジアミンを導入、最後にラクトースまたはマルトースを導入することにより末端にβガラクトースとαグルコースを配置した新たな糖リンカーをデザインしたものが、電気測定(SWV測定)において顕著な差が認められた。これにより電気測定により糖鎖とタンパク質の結合を追跡可能な手法として確立した。
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