研究課題
若手研究(B)
オーキシンは植物の生長や分化などに重要な植物ホルモンである。本研究では、これまで生理的機能が未知のままであった天然オーキシン、フェニル酢酸(PAA)がインドール-3-酢酸(IAA)生合成経路の律速酵素であるYUCCA フラビン含有モノオキシゲナーゼによってフェニルピルビン酸から生合成される事を明らかにした。さらにPAA はIAA 受容体TIR1/AFB ファミリーに結合することで下流へとシグナルを伝達するが、IAA の極性移動を司るトランスポーターに輸送されないことが明らかとなった。植物がIAA とPAA の2 種類のオーキシンを利用して、その生長や分化を制御している可能性が示唆された。
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J Biol Chem.
巻: 288(3) ページ: 1448-1457
Proc Natl Acad Sci U S A.
巻: 108(45) ページ: 18518-18523
巻: 108(45) ページ: 18512-18517
http://labs.psc.riken.jp/grrt/