研究課題
若手研究(B)
表皮脂質(皮膚表面の脂質)は太陽光などの大気環境刺激の影響を受けやすいと考えられ、先に我々は、太陽光暴露によるヒト表皮脂質スクアレンの過酸化を認めた。本研究では、この知見を確証するとともに、スクアレンヒドロペルオキシドによる皮膚炎症惹起を見いだした。この炎症の予防には、米糠に特徴的に含まれるトコトリエノールの有効性を明らかにした。このように、大気環境刺激による皮膚脂質(スクアレン)の酸化修飾・炎症作用とその抑制のための食品(トコトリエノール)応用に資する知見を得た。
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Lipids
巻: 45 ページ: 833-841