魚類の粘膜免疫系におけるケモカインの役割

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22780172
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 水産学一般
• 研究機関: 福井県立大学
• 研究代表者: 末武 弘章 福井県立大学, 海洋生物資源学部, 准教授 (00334326)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: 魚 / 免疫 / ケモカイン / 粘膜

研究概要

魚類体表は病原体侵入の場であるとともにそれを防ぐ免疫応答の場でもある。魚類体表にはリンパ球などの白血球が存在しており、抗体を産生するなどの役割を担っている。本研究では、これら白血球を引き寄せる役割を果たすと考えられる細胞誘引因子であるケモカインとその受容体遺伝子を同定し、これらが、皮膚や鰓など外界と直接に接する場で特異的に発現することを明らかにした。これらのケモカインによる細胞誘引機構が体表に白血球を動員する役割を担うことが強く示唆された。

研究成果

• [学会発表] トラフグケモカイン受容体、CCR7、CCR10 (2011)
  • 著者名/発表者名: 田内博久、末武弘章、菊池潔、鈴木譲、宮台俊明
  • 学会等名: 平成23年度日本水産学会秋季大会、長崎大学文教キャンパス
  • 発表場所: 長崎大学文教キャンパス、長崎県
  • 年月日: 2011-10-01
• [学会発表] トラフグ皮膚に発現するケモカイン-III- (2011)
  • 著者名/発表者名: 田内博久、末武弘章、菊池潔、宮台俊明、鈴木譲
  • 学会等名: 平成23年度日本水産学会春季大会、東京海洋大学品川キャンパス
  • 発表場所: 東京海洋大学品川キャンパス、東京都
  • 年月日: 2011-03-28
• [学会発表] 魚類(トラフグ)の生体防御機構に関する研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 末武弘章、鈴木譲
  • 学会等名: 日本比較免疫学会第22回学術集会、九州大学西新プラザ大会議室
  • 発表場所: 九州大学西新プラザ大会議室、福岡県
  • 年月日: 2010-08-03
• [学会発表] 皮膚に発現する二つのトラフグケモカイン (2010)
  • 著者名/発表者名: 田内博久、末武弘章、菊池潔、鈴木譲、宮台俊明
  • 学会等名: 日本比較免疫学会第22回学術集会、九州大学西新プラザ大会議室
  • 発表場所: 九州大学西新プラザ大会議室、福岡県
  • 年月日: 2010-08-03
• [学会発表] 粘膜免疫研究のモデルとしての魚類粘膜免疫研究のモデルとしての魚類 (2010)
  • 著者名/発表者名: 宮台俊明、末武弘章、鈴木譲
  • 学会等名: 北陸腸内細菌研究会
  • 発表場所: ホテル金沢、石川県
  • 年月日: 2010-07-10
• [学会発表] Fugu genome unveils fish adaptive immune system International Symposium Aquatic animal defense mechanisms against invading pathogens (2010)
  • 著者名/発表者名: Hiroaki Suetake
  • 学会等名: Jeju National University International Center
  • 発表場所: National University InternationalCenter(Jeju、韓国)
  • 年月日: 2010-06-25
• [学会発表] Fugu genome unveils fish adaptive immune system International Symposium Aquatic animal defense mechanisms against invading pathogens (2010)
  • 著者名/発表者名: Hiroaki Suetake
  • 学会等名: Gyeongsang National University
  • 発表場所: National University InternationalCenter(Jeju、韓国)
  • 年月日: 2010-06-23