研究課題
若手研究(B)
本研究は、昭和恐慌をはさむ戦前日本の農家家計のミクロデータを利用して、(1)恐慌のショックに対する農家家計の対処行動、(2)恐慌が農家家計の経営効率性に及ぼす影響、(3)恐慌後の農家の負債行動を検討した。その結果、農家家計は肥料等の投入要素の節減によって恐慌に対処したことや、恐慌後の余剰農業労働力が経営効率性を低下させた可能性があること、さらに、恐慌後の1930年代において、自小作・小作層には信用制約が生じていたことなどがわかった。
すべて 2013 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)
経済研究(一橋大学経済研究所)
巻: 第64巻第1号 ページ: 13-29
農業経済研究
巻: 第83巻第1号 ページ: 15-27