ほ乳期におけるエネルギーおよびタンパク質摂取量制限が筋肉内脂肪蓄積に及ぼす影響を明らかにすることを目的として実験を行った。その結果、摂取量制限により、タンパク質分解が抑制されると同時に合成も抑制されために筋肉の発達が抑制されることが明らかとなった。また、総コラーゲン含量は増加し、筋肉内脂肪含量は変化しないことが明らかとなったが、コラーゲンおよび脂質代謝関連遺伝子のmRNA発現量には影響しなかった。以上から、ほ乳期におけるエネルギー量およびタンパク質摂取量制限は、筋肉内コラーゲンタイプおよび筋肉内脂肪細胞合成に影響を及ぼさないことが示唆された。
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