研究課題
若手研究(B)
新たな好中球機能不全症を有する雑種犬を発見した。本症は、遺伝子変異を伴わない好中球β2インテグリン発現の減少が原因であり、著しい殺菌能の低下をもたらすことが明らかとなった。ウシラクトフェリンの長期経口投与は、β2インテグリン発現を増加させ、一連の好中球機能を回復させるとともに、臨床症状を改善させることが明らかとなった。好中球機能不全症に対する新たな根治療法を提案できる研究成果となったと考えられる。
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The Journal of Veterinary Medical Science
巻: 74
Veterinary Immunology and Immunopathology
巻: 143(1-2) ページ: 155-161
http://news7al.atm.iwate-u.ac.jp/~naika/works/naika2_study.html#koutyuukyuu