研究課題
若手研究(B)
発生過程を統合的に制御する鍵因子として働くWntシグナルの強弱を微細に調節することは、細胞の運命決定、恒常性の維持、代謝調節のために重要であるので、申請者らは、細胞表面や細胞外マトリクスに存在する硫酸化糖鎖によるWntシグナルの調節に焦点を当てて研究を行った。Wntに高親和性を示す硫酸化糖鎖構造を合成するコンドロイン4-O-硫酸基転移酵素-1(C4ST-1)によってWntシグナルやWnt分子の拡散が調節されるが、一方で、C4ST-1はWntシグナルの下流で転写調節を受ける。本研究では、WntシグナルによるC4ST-1遺伝子の発現調節機構を明らかにすることを目的として、C4ST-1遺伝子の5'上流に存在するWntシグナル応答配列を決定した。
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