研究課題
若手研究(B)
慢性閉塞性肺疾患(COPD)病態下における血液脳関門(BBB)機能の変化と抗コリン薬の中枢移行性について検討した。その結果、COPDモデルマウスにおいてBBBのタイトジャンクション機能が低下すること、それにより抗コリン薬が脳内へ移行する可能性が示された。このことからCOPD病態下では、BBB機能低下により薬物の脳内移行が促進し、認知機能障害などの中枢性副作用が発現し易くなる可能性が示された。