研究課題
若手研究(B)
本研究は、神経系におけるエストロゲン急性効果の分子機構を明らかにすべく、エストロゲン急性効果を媒介すると予測される核外エストロゲン受容体様タンパク質の解析と同定を行うことを目的とした。ヒト・マウス・ラットエストロゲン受容体α(estrogenreceptorα,ERα)遺伝子構造の再解析を行ったところ、従来報告されていた以上にERα遺伝子構造は複雑であり、5'-非翻訳領域、イントロン領域、3'-非翻訳領域に多数の新規なプロモーター、中間エクソンや終末エクソンが存在していることを明らかにした。そして、選択的なプロモーター使用と選択的スプライシングにより多数のERαmRNAバリアントが生成されることが判明した。さらに、それらERαバリアントの細胞内局在や機能を解析したところ、野生型ERαと異なる多様な機能を持つことが判明した。
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