研究概要 |
Human immunodeficiency virus(HIV)を感染者体内から完全除去する事は、現在の薬剤療法では不可能である。HIVの潜伏感染がその原因であると考えられているが、その潜伏化機構はいまだに明らかになっていない。そこで本研究では、HIV潜伏感染決定メカニズムの解明を目的として、以下の研究を行った。 H22年度は生体内におけるHIVの潜伏感染実験モデル動物の構築を目的として、ヒト化マウヌに非増殖型HIVベクター(single round-HIV, SR-HIV)を感染させ、抹消血に含まれる潜伏1染細胞の解析を行った。BH2s年度はHIVの潜伏化を誘導しやすい組込み経路をin vitroの実膨により明らかにした。具体的には、INを介さずに組込まれたHIVプロウイルスはウイルス発巧量が弱い事、そして、そのウイルス発現量の違いは、HIVの組込み位置によって決定されてレることを明らかにした(Virology. 201225 ; 427(1): 44-50)
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