病原体成分がT細胞応答に直接及ぼす影響の解明

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22790480
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 免疫学
• 研究機関: 独立行政法人理化学研究所
• 研究代表者: 今西 貴之 独立行政法人理化学研究所, 免疫シグナル研究グループ, 研究員 (10513442)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• キーワード: TLR / TCR / 共刺激 / Th1 / Th17 / メモリーT細胞

研究概要

我々はTLR2のリガンドがRORγtの発現誘導の増強を介して、Th17細胞への分化を促進し、これらと相関するようにTCRとTLR2の共刺激によりNF-κBとNFATの活性化が増強することを明らかにした。さらに分化誘導後のTh17細胞のTLR2はTCRと共刺激することにより、活性化を増強することを明らかにした。しかしながら、Th1細胞とは異なり、分化誘導後のTh17細胞はTLR2の単独刺激では活性化に至らなかった。