研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、PatientReportedOutcome(PRO:邦訳では「患者報告アウトカム」)という概念に着目し、従来用いられてきた医療者による臨床評価(医療者評価)との関係性を、尺度開発と調査研究を通じて、量的および質的に検討をした。その結果、医療者評価の特徴として、介入することによって症状のコントロールが可能な症状(疼痛、嘔気、嘔吐、不眠等)に関して、症状の程度を高く見積もる傾向にある一方で、コントロールが困難な症状(食欲不振、呼吸困難、倦怠感)に関して、症状を低く見積もる傾向が認められた。
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