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2011 年度 実績報告書

芸術的アプローチ(漫画)を用いた医療イノベーション戦略研究

研究課題

研究課題/領域番号 22790502
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

古野 優一  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20453102)

キーワード医療の質 / インフォームドコンセント / 漫画
研究概要

「インフォームド・コンセントにおいて、病態説明に対する患者側の理解や解釈は多様であり、「医療者側と患者側の溝」という課題が残る。当施設ではこの課題を解消すべく、京都精華大学芸術学部マンガ学科と共同で病状説明用漫画「くも膜下出血」と「脳出血」を作成し、患者とその家族への病状説明に使用してきた。本研究では、これらの病状説明用漫画を用いた病状説明に対する患者さんとその家族の「満足度」と「マイナス評価」をアンケート調査し、その有用性を実証する事と、調査結果から得られたその特性と患者側のニーズをフィードバックし、新たに他疾患の「病状説明用漫画」の作成を行う事を目的としている。「病状説明用漫画」を用いた病状説明を行い、患者の満足度とマイナス因子が評価でき、かつ患者、患者家族が負担に感じない程度の内容でアンケート用紙を作成した。平成22年6月16日に開催された本研究機関倫理審査委員会へ申請し、承認を得た後、京都府立医科大学付属病院脳神経外科の外来患者ならびに入院患者とその家族を対象としてアンケート調査を開始した。抽出方法は、「くも膜下出血」、「高血圧性脳出血」の診断で外来通院中あるいは新たに加療を開始する患者と患者家族のうち、本研究の主旨と予想される不利益を文書で説明し、同意を得られたもののみを抽出した。患者が意識障害を伴う場合、その家族のみを対象とした。現在アンケート調査を継続中で今後結果を重回帰分析で評価する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

随時アンケート調査を行っており,資料を収集できている.

今後の研究の推進方策

今後アンケート結果を分析し,病状説明用漫画の優位性について分析する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] インフォームドコンセントにおける病状説明用漫画の可能性2011

    • 著者名/発表者名
      古野優一
    • 学会等名
      第70回日本脳神経外科学会総会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2011-10-14

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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