研究課題
若手研究(B)
本研究では糖尿病における新規のバイオマーカーの探索を目的として、サイトカインと酸化ストレスとの関連性に着目して検討を行った。糖尿病で生じる活性酸素が、サイトカインであるインターフェロンβの発現を亢進させ、このインターフェロンβにより一酸化窒素合成酵素の遺伝子が活性化されて一酸化窒素の大量産生を導き、酸化ストレス状態を引き起こすことを明らかにできた。この機序は糖尿病においてみられる酸化ストレスにも関与しているものと考えられる。また酸化ストレスにより一部構造の変化したIL-18が認められた。この構造変化したIL-18がマーカーになる可能性が考えられた。
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Neuroscience letters
巻: Vol.494, No.1 ページ: 29-33
DOI:10.1016/j.neulet.2011.02.047