研究課題
若手研究(B)
多種の臓器癌(胃癌、卵巣癌、子宮癌、大腸癌)の細胞株を用いて、LTBP-1の発現抑制と、LTBP-1L、LTBP-1S の強制発現による機能変化を解析した結果、全ての細胞株において顕著な変化は認められなかった。一方、 臨床組織検体における、LTBP-1L、LTBP-1S共通抗体による発現解析の結果では、胃癌の悪性度との関連が認められた(p < 0.01)。 従って、同蛋白は癌診断や治療の標的候補となりうることが示唆された。しかし、LTBP-1L、LTBP-1Sそれぞれの機能解明にはさらなる解析が必要である。
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