研究課題
若手研究(B)
高脂肪・高コレステロール飼料を摂取させることにより、短期間に肝線維化を発症させるラット(SHRSP5/Dmcr)とその系統元のSHRSPを比較し、肝線維化発症の分子メカニズムを解析した。その結果、肝線維化はSHRSP5/Dmcr群で重度に認められ、同時にコレステロールの代謝産物である胆汁酸を胆管に排泄する輸送体BSEPの発現低下及び血中排泄輸送蛋白MRP3の発現増加がSHRSP5/Dmcr群でのみ認められた。このことから、細胞毒性のある胆汁酸が肝臓内に蓄積し、肝細胞壊死を経て肝線維化発症につながったことが示唆された。
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