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2013 年度 実績報告書

インフルエンザ流行期の学級閉鎖による隣接する学校・地域への伝播抑制効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22790564
研究機関新潟県立大学

研究代表者

太田 亜里美  新潟県立大学, 人間生活学部, 准教授 (30567269)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード学校保健 / 新型インフルエンザ / 学級閉鎖 / 地理情報システム
研究概要

インフルエンザにおける学級閉鎖は学校内の流行を抑制するだけでなく、学外周囲への伝播抑制につながる可能性があり、本研究は学校から学校への新型インフルエンザの伝播形式を地理情報システム (Geographic Information System (以下GIS)による空間解析により明らかにすることを目的とした。以下の内容を実施した。
○学校独自のサーベイランスのためのコンピューターネットワークシステムの改良
一人からの人数を把握できるよう、各学校の欠席人数の変化を週単位、月単位で把握できるサーベイランスシステムを作成したが、学校側からみると、流行の変化がわかりやすいと好評であったが、一般の方にみせるのは、一人の欠席者があらわされることがプライバシーの面で抵抗があるのではという考えから、現時点では教育側のみみれるシステムとし、今後再検討していく。
○新型インフルエンザ流行期のデータの収集とデータ整理、解析の開始
現在、地理情報システムで、流行パターンの把握、学級閉鎖効果等を検討してきたが、現時点で明らかなパターン化および学級閉鎖効果が示せなかった。今後地理情報システムに加えて、地域の特性を考慮して分析できる(人口密度や年齢層等)マルチレベル分析を加えて分析を行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

地理情報システムのみでは学級閉鎖の効果が明らかにできなかったため、追加 各種統計手法で(マルチレベル分析など)再検討する必要がでてきた。

今後の研究の推進方策

地理情報システムだけでは、学級閉鎖の効果は示されなかったため、人口密度や地域性を考慮するマルチレベル分析を新たに分析に加えていきたいと考えている。

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公開日: 2015-05-28  

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