研究課題
若手研究(B)
B型肝炎ウイルス(HBV)の遺伝子型や変異が病態に与える影響を明らかにするため、劇症肝炎を生じる頻度が高いことが報告されている遺伝子型B1/BjのHBVについて全ゲノム解析を行った。興味深いことに劇症肝炎株にはプレコア領域の1塩基の挿入あるいは欠失が高頻度に認められること、さらにコア蛋白の21番目のアミノ酸を変化させる塩基変異も高頻度に認められることが明らかとなった。これらを培養細胞を用いたHBV複製系に導入すると有意にHBV複製効率が増加しており、劇症肝炎発症の機序の一部を明らかにすることができた。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
Infect Dis.
巻: 204 ページ: 1017-25
消化器内科
巻: 53 ページ: 595-600