肝硬変マウスに対する骨髄幹細胞移植において、肝内に誘導されたマクロファージの多くはレシピエント由来であり、その過程にはstromal derived factor 1/ CXCR4シグナリングが密接に関与していることが示唆された。さらに、これらのマクロファージがmatrix metalloproteinase 9を発現することによって線維溶解が生じることが証明された。本研究より、骨髄幹細胞とマクロファージの相互作用によってMMP9を介した線維化改善がもたらされる可能性が示され、次世代型新規肝修復療法になり得る。
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