研究課題
若手研究(B)
LPAはリゾリン脂質の一つで、多様な作用を持つ新世代の生理活性脂質である。本研究では急性肺損傷の病態におけるLPAの役割を解明することを目的とした。代表研究者は気管支肺胞洗浄液中のATX酵素活性が誤嚥性肺炎モデルである塩酸惹起急性肺損傷モデルで著名に上昇していることを発見した。さらに抗体によるATX活性の抑制は塩酸惹起肺損傷における肺血管透過性の亢進と炎症細胞集積を減弱させることを発見した。本研究によりATXおよびLPAは塩酸惹起急性肺損傷の病態に関与していることが判明した。
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Cellular & molecular immunology
巻: 8巻 ページ: 305-314