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2012 年度 実績報告書

非小細胞肺癌におけるEGFRを標的としたナノ粒子によるオートファジー誘導療法

研究課題

研究課題/領域番号 22790770
研究機関東京医科大学

研究代表者

横山 智央  東京医科大学, 医学部, 兼任講師 (40408240)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード非小細胞肺癌 / ナノ粒子 / DDS / オートファジー
研究概要

本研究では、EGFR(Epidermal Growth Factor Receptor)の発現したNSCLC(Non-small cell lung cancer)細胞(HCC827&H1299)およびEGFR非発現のNSCLC細胞(H520)を用いて、anti-EGFR antibody (ab)で修飾したgoldナノ粒子(120nm:EGFR-gold nanoparticles)の治療・診断効果について検討を行った。EGFR-gold nanoparticlesは強い細胞増殖抑制効果を認め、この効果は同濃度のanti-EGFR abと比べ強い細胞増殖抑制効果であった。一方で、EGFR非発現NSCLC細胞においては、これらが軽度であった。更に、反射偏光顕微鏡を用いた検討では、EGFR-gold nanoparticles添加(2ng/ml) 48時間後には、EGFR発現したNSCLC細胞において細胞質内にgold粒子が取り込まれているのが確認されたが、EGFR非発現NSCLC細胞においては、これらが確認されなかった。EGFRが発現したNSCLC細胞にanti-EGFR abを前投与し、その後EGFR-gold nanoparticlesを添加するblocking studyでは、gold粒子の細胞内への取り込みが認められなかった。さらには、Cy3を内包し、anti-EGFR abで修飾したナノ粒子を作成し、蛍光顕微鏡を用いた検討においても、EGFRの発現したNSCLC細胞では細胞質内にナノ粒子が取り込まれていることが確認された。以上の結果より、EGFR-gold nanoparticlesは非小細胞肺癌に対する診断・治療に有効である可能性が示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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