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2010 年度 実績報告書

糖化最終産物受容体の低回転骨における役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22790790
研究機関神戸大学

研究代表者

濱田 康弘  神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (30397830)

キーワード糖化最終産物 / 糖化最終産物受容体 / 糖尿病 / 骨代謝 / 酸化ストレス / 低回転骨
研究概要

われわれがこれまでに低回転骨モデル動物であることを報告しているストレプトゾトシン誘発糖尿病マウス(Hamada Y et al. Bone 40, 1408-1414, 2007)を用いて、低回転骨をきたす原因のひとつと考えられる糖化最終産物(Advanced glycation end products : AGEs)の受容体のひとつである糖化最終産物受容体(Receptor for AGEs : RAGE)の低回転骨病変に及ぼす影響につき検討を行った。実験には全身でRAGE遺伝子を欠損させたRAGEノックアウトマウスを用い、野生型マウスとの骨代謝における違いを解析した。今回使用したRAGEノックアウトマウスにおいて、糖尿病性腎症が軽減されることが既に共同研究者により報告されている。
まず、通常の状態にあってもRAGE遺伝子をノックアウトすると骨量増加、骨吸収能の抑制がみられ、糖化最終産物の蓄積がない状態でRAGEが骨代謝になんらかの影響を及ぼすことがわかった。一方で、予想に反して糖化最終産物が蓄積し低回転骨をきたす糖尿病状態においてはRAGEノックアウトマウスと野生型マウスに違いはみられず、どちらも骨形成も骨吸収も抑制されるような低回転骨を示した。
尚、これら成果の一部は英文雑誌Endocrineに投稿し受理された(Hamada Y et al. Endocrine 38 , 369-376, 2010)。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The effects of the receptor for advanced glycation end products (RAGE) on bone metabolism under physiological and diabetic conditio2010

    • 著者名/発表者名
      Yasuhiro Hamada
    • 雑誌名

      Endocrine

      巻: 38 ページ: 369-376

    • 査読あり
  • [学会発表] 糖化最終産物(RAGE)の骨代謝における役割の解明2010

    • 著者名/発表者名
      濱田康弘
    • 学会等名
      第3回CKD病態研究会
    • 発表場所
      経団連会館(東京都)(招待講演)
    • 年月日
      2010-07-31

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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